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「行動」と「感情」の両輪を回す! 真の成長と幸福を生むマネジメントの核心

今朝の気づき

今朝、静かな内省の時間の中で、ハッとさせられる一つの気づきがありました。
それは、「マネジメントとは、行動サイクルと感情サイクルを同時に回すことなのではないか」ということです。

私たちは日々の仕事や自己成長、人材育成の場面で、「やるべきことを決めて、実行し、改善することこそがマネジメントだ」と考えがちです。しかし、「頑張っているのに報われない」「やっているのに成果が上がらない」と感じる時、その背景には“行動”と“感情”のサイクルの偏りがあるのかもしれません。

どれだけ行動が成立しても、そこに「感情の流れ」が伴っていなければ、私たちは疲弊し、達成感や幸福感は生まれにくいのです。

■マネジメントサイクルに不可欠な「自分を受け入れる」ステップ

まず、マネジメントの本質的な流れを見てみましょう。これは、私たちが自ら決め、次へ活かすためのプロセスです。
1. やることを自分で決める
2. 決めたことはやる
3. やったことを振り返る
4. 自分を受け入れる
5. 次に活かす

ここで特に重要なのが、「自分を受け入れる」というステップです。ダメだった点をただ責めるのではなく、事実を受け止め、良かった点も含めて“肯定的に”自己を捉えること。これが、次の行動への強力な原動力となるのです。

■結果を生む「行動サイクル」と、幸福を生む「感情サイクル」

真のマネジメントを達成するには、この「行動」と「感情」の二つの流れを意識的に連動させる必要があります。
1. 行動サイクル(Doing の流れ):結果を生むための仕組み
このサイクルは、結果を生み出すための仕組みです。
決断 → 実行 → 内省 → 肯定 → 改善 → 成長
行動がなければ結果は生まれません。しかし、ただ実行・改善するだけでなく、「肯定(自分を受け入れる)」が入ることで、前に進む力が生まれる点が特徴です。

2. 感情サイクル(Feeling の流れ):幸福感と納得感を生む循環
こちらは、行動にやりがいや充足感を与えるための心の循環です。
➀「よしやろう!」
②「やったぞ。できた」
➂「やってみてどうだった?」
④「なるほど、そうか!」(腑に落ちる瞬間)
⑤「よかった」「次はこうしよう」
➅「よし、やってみよう!」(再スタート)
この循環の中で、「なるほどそうか!」という腑に落ちる瞬間や、「よかった」という軽やかな感情が、次の行動に深く繋がっていきます。

■核心:両輪が連動して初めて「成長」と「幸福」を同時に得る

マネジメントは、この「行動 × 感情」の両輪を回すことに尽きます。
• 行動のみ:結果は出ても喜びが薄く、疲弊しやすい。やりがいも感じにくい。
• 感情のみ:やる気はあっても、結果に繋がりません。

両方のサイクルが連動したとき、人は初めて「成長」と「幸福」を同時に得られます。成果が上がるだけでなく、“やってよかった”という納得感を伴う。これこそが、真のマネジメントの姿ではないでしょうか。
人の変化や成長は、単に行動量を重ねた結果だけではなく、**「感じて、気づいて、腑に落ちた瞬間」**に起こるのです。感情を伴った行動体験こそが、確かな変容を生むのです。

■今日の問いかけ:あなたのマネジメントは偏っていませんか?

ふと立ち止まり、問いかけてみてください。
• あなたのマネジメントは、行動だけで前に進もうとしていませんか?
• それとも、感情に振り回されて、行動につながっていませんか?
• 行動に移る前に、「感情の循環」も一緒に回しているか、振り返ってみる。

この小さな内省が、あなたの一歩を、そして誰かの明日を支えるエネルギーになるかもしれません。行動と感情を回すことで、私たちは成果と幸福の両方を得られるのです。
最後に――
よし、やってみよう。

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